逃げた花嫁 21世紀編
竹君さんが私から身体を離した。
そして何事もなかったかのように私をテーブルに着かせた。
「竹君さん…?」
竹君さんが自分のビジネス鞄から数枚の紙を取り出し黙ってテ―ブルに置いた。
「☆%▲&○!?」
なんで!?これを竹君さんが持ってるの?
「華…これは何だ?」
竹君さんの低音な声が更に低く聞こえる。
おお 恐くて 顔が上げれないです。
「華!顔を上げろ!」
恐る恐る顔を上げると呆れ顔の竹君さんと目があった。