逃げた花嫁 21世紀編
これで少しは身体が隠せる。


竹君さん。いくらあなたが私の身体を知っていてもお風呂で身体を見られることはとっても恥ずかしいんです。


「華~~」


竹君さんの低音ボイスが私の首筋にあたりくすぐったい。


くすぐったいのを悟られないように平常心を装わないと何されるかわからない。


「入浴剤を入れた方が疲れがとれますよ。
それに湯冷めしませんしね。」


嘘は言ってません。


「フフッそうだな‥
俺も癒して貰わないと華にフ~‥。」


「きゃ‥。」


竹君さんが甘く艶っぽい声をわざと私の首筋にあたるように話す。


逃げれない‥‥。



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