逃げた花嫁 21世紀編


「お腹空いた~
みんなが待ってるから早く行こう」


「冷し中華♪ 冷し中華♪」

「冷し中華が好きなの?孝子ちゃん」

エレベーターで1階に降り歩いてると後ろから声をかけられた。


「えっ?!」


振り向くと進藤商事の進藤誠さんが笑いながら立ってた。


美里さん繋がりで最近知りあった。


「こんにちは」

「 こんにちは。わぁ
こんな所であうなんて驚きました!。
もちろん仕事ですよね?」


「孝子ちゃんとランチしようと思って」


「行きましょう♪あっ…残念 先約があって。ぷっククククク…」


「アハハハ…孝子ちゃん 相変わらずノリいいねぇ。ククク」


「仕事もあったんだけど学生時代の友達がここに居るんだ。
そいつと約束したんだけど…忙しいヤツだからさぁ」


進藤さんが時計とエレベーターを交互に見てる。


おっつ!私も行かないと。

「じゃあ 私行きますね。進藤さんまた~」

「またね~孝子ちゃん♪」


お辞儀をしながら小走りする。


「冷し中華~♪待ってて~~」



「待たせたな!誠」

「おせ~よ!竹君!」
「何食う?」

「ん――冷し中華食おうぜ 俺達も!」

「俺達も?」

「いいから早く行くぞ!」

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