逃げた花嫁 21世紀編
「うぅ…わわたし…は竹君…うぅぅ…さん…大好きです。
だけど… 夫に大勢の…あい…愛人がいるなんて堪えられない!うぅぅ……。」
私も竹君さんへ想いの丈を曝けだせた。
「クククッ…アハハ…華…お前…」
竹君さんの笑いスイッチが急に入り私を抱きしめた。
「何が可笑しいのよ!私がこんなに…こんなに…うぅっ…たけきのばかぁ―!え~~ん」
「華 安心しろ。俺は側室は持たない。
だから泣くな。」
竹君さんが私を慰めるように頭を撫でながら耳元で囁いた。
「へっ?」
涙を拭きながら竹君さんの顔を見る。