逃げた花嫁 21世紀編
博士が顔を天井に向けて大きな溜め息をついた。


それから真面目な顔を俺に向けた。



「今月‥華は20歳になる」


「はい。」


「一旦 華を帰国させる。
君との約束だからね。
今後の事は君と華次第だ。」


親父と会長に目を向けると2人とも同意見と言うように首を縦にした。


「はい。ありがとうございます。」



俺は席を立ち3人に頭を下げた。


親の承諾は得た。


俺は華を必ず取り戻す。

華‥もう絶対に逃がさない。


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