《俺様的》彼女の手なずけ方
「だって!どこに来いとか、書いてないし……」




学校と言われても、三好鳴海がどこにいるのか全く見当もつかず。




もらったスマホを見ても、三好鳴海のアドレスしかのってないし返信してもなんの返事もなかった。




「俺の居場所ぐらい、匂いで嗅ぎつけろよ」




「はぁ!?あたし、犬じゃないんですけど!」




結局、三好鳴海がいたのは体育館だった。



「昨日、ココで契約が始まったんだから、続きもここからだろ?」



「そんなの知らないしっ!」



「そんなに喚くなよ。今日はお前にボール拾いをしてもらおうと思う」



ボール拾い!?



それだけのために、あたしは呼びだされたの?



唖然としてると、三好鳴海がバスケットボールを手に持つ。



「今から、シュート練習をする。お前はボールをカゴに入れていくだけだ。簡単だろ?」



「はぁ…?」



「俺のシュート姿にホレんなよ?」



ニヤリと笑い、ダンダンとボールを床に打ちつけドリブルを始める。



だっ、誰があんたなんかにホレるのよっ!!



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