《俺様的》彼女の手なずけ方

「人に優しくして、裏切られるとか…バカじゃねぇ？俺はそーいう友情ごっこが一番嫌いなんだよ」




「なにその言い方……サギくんは、それでも後悔してないって言ってたよ？」




「ふぅ～ん。アイツ、お前にそんなことまで話したんだ？結構仲いーんだな。

お前の彼氏って…もしかして、アイツ？」




三好鳴海はあたしを軽くニラんでくる。




「違うわよっ！なんでもすぐそーいうことに結び付けないでくれる？

それに、あたしの彼氏が誰だろうと、三好鳴海に関係ないから！」




あたしも三好鳴海をニラみつけ、言いかえした。




そしたらグイッと腕を引かれ、目の前に顔が迫ってきた。




そして……




甘い顔で、クスッと笑う。










「関係あんだよ。俺のペットが他の男になびいてるとか、おもしろくないだろ？


お前は俺のモンなんだよ」




ドキッ……。




不覚にも、胸が高鳴った。