《俺様的》彼女の手なずけ方
「では、俺は教室に戻ります」




「…あぁ」




――カチャ。



扉を開けると、部屋の中に赤鬼さんとナルがいた。




ナルは偉そうに、部屋の奥に置かれたソファにふんぞり返っている。




この特別室は、寄付金をたくさんしている生徒に用意される部屋で、



今はナル専用の部屋になっているらしい。









赤鬼さんはあたしを見ると、誇らしげに部屋を出ていった。



う~、悔しいっ!



テーブルの上には、色々なケーキが並べられている。



……うわっ、どれもおいしそう!



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