《俺様的》彼女の手なずけ方
「持って来たか?」



「それが~…行くのが遅くて、最後1個しかなくて。3っつどころか、ひとつも買えなかったの」




「へぇ。じゃあ、お仕置き決定だな」



「だって、ムリだし!言われてすぐに学食に行ったんだよ?」



「問答無用。早く、ココに座れ」




ナルのとなりを指さされ、ソファに座る。










「お仕置きって……ひやあぁぁっ!!」



いきなりナルに肩を組まれ、跳び上がった。



「お前が一番嫌がることは、俺と一緒にいることだろ?」



「そうよ!!だから、離れてっ」



「そんな風に言われると、余計離したくなくなるな…。俺のこと、そんなに嫌うなよ」



ナルはあたしの反応を見ながら、ニヤニヤとして顔を近づけてくる。




「そっ……それ以上近寄ったら……」



「なんだよ。お前に拒否権あんのか?」


















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