《俺様的》彼女の手なずけ方
「篠原さん、白鷺くんがあなたのクラスの委員長よ。彼について教室まで行くように。

学園のことについては、白鷺くんに教えてもらいなさい」



「はい。篠原葵です。よろしくお願いします」



白鷺くんにペコッとお辞儀をすると、さっきよりも目を細めて笑ってくれた。



あたしも緊張がほぐれ、ニッコリと笑う。









「じゃあ、行こうか。学園長、失礼します」



あたしは白鷺くんのあとを追うように、学長室を出た。



――パタン。



扉を閉めたとたん、白鷺くんはフウ~!!っと大きなため息をつく。



……へっ?


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