《俺様的》彼女の手なずけ方
ご褒美は密室で
それから一週間がたち、
あたしは相変わらず、ナルの犬のように動いていた。
朝学校に来ると、まず第一の指令メールが来ている。
だいたいは、
【俺のネクタイを締め直しに来い】
っていう、メール。
どうやらお坊っちゃまは、ネクタイを締めるのが苦手みたい。
廊下で、ナルのネクタイを締め直す。
あたしたちのその姿を見た生徒は、
「あのふたり、とってもいい雰囲気だよね。もしかして、ナル様…転校生を好きになっちゃったのかな」
なんて、言っている。
そんな噂話を聞いては、
「笑いが止まらね~…俺がお前を好きになるとか、ありえないし」
って嘲笑っているようなヤツだからムカつく。
いっそこのまま、首を絞めてさしあげましょうか?って何度思ったことか…。
あたしは相変わらず、ナルの犬のように動いていた。
朝学校に来ると、まず第一の指令メールが来ている。
だいたいは、
【俺のネクタイを締め直しに来い】
っていう、メール。
どうやらお坊っちゃまは、ネクタイを締めるのが苦手みたい。
廊下で、ナルのネクタイを締め直す。
あたしたちのその姿を見た生徒は、
「あのふたり、とってもいい雰囲気だよね。もしかして、ナル様…転校生を好きになっちゃったのかな」
なんて、言っている。
そんな噂話を聞いては、
「笑いが止まらね~…俺がお前を好きになるとか、ありえないし」
って嘲笑っているようなヤツだからムカつく。
いっそこのまま、首を絞めてさしあげましょうか?って何度思ったことか…。