《俺様的》彼女の手なずけ方
授業中はとりあえずあたしの休息のとき。



だけど昼休みには……。



【カレーが食いたい。冷ますなよ?】



のメールが。



カレー!?



テイクアウトできないしっ!!



あたしを困らせて笑っているナルの顔が浮かぶ……。









学食に走って行くと、レジのおばちゃんが笑っている。



「今日はなんだい?なんでも言っていいよ」



毎度毎度無理なお願いをするあたしのことを、ちゃんとわかってくれている。



「おばちゃん、カレー……外で食べたいんだけど」




「いいけど、途中でこぼさないようにね」




「プラスチックの容器余ってないかな。それにルーとご飯をつめていってもいい?」



「いいよ」



おばちゃんは、クスクスと笑っている。



このセレブ学園で、こんな貧乏じみたことをするのは…あたしぐらい。



まぁ、もう慣れっこだけど。



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