《俺様的》彼女の手なずけ方
カレーを持って、特別室へ行く。



すると、部屋の中から声が聞こえてきた。



また、赤鬼さん?



そう思っていたら……どうやら、それは女の人の声のようで……。










「鳴海、もうじきよ。わかってるわよね?」



「あぁ……」



「ちゃんとしてよ。あたしだって、こんなこと言いたくないのよ。できれば、鳴海が率先してやってくれると助かる」



「わかってるから……もう、ひとりにしてくれ」



ナルのウザッたそうな声と、高くて清んだ声の女の人の会話が途切れたかと思うと。



――ガチャッ



と、目の前の扉が開いた。





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