《俺様的》彼女の手なずけ方
「理解できてないところ悪いけど…もう、我慢できないから」



「えっ……きゃあっ!!」



気付けばナルはあたしを抱え上げ、ベッドへと運ぶ。



「きゃーっ、きゃーっ、きゃーっ!!やめてっ、この変態っ!!」



バシバシとナルの頭を叩くと、



「文句があるならあとで聞く」



なんて言いながら、片手でアッサリあたしの両手を押さえつけた。








「やっ…もぉ、なにするのよっ!」



今度は足を使って、ナルの腹部目がけて蹴りあげる。



「おっと…」



あたしのケリを軽々と避けたナルは、フッと鼻で笑った。



「相変わらずの山猿っぷりだな。ベッドの上でくらい、大人しくしろよ」



「もーっ、また山猿って言った!!ムキーッ」



「だったら、俺のかわいい子猫ちゃん。どうしたら、俺の言うこと聞いてくれる?」



こっ、こっ、子猫ちゃん!?



「や…やだ。突然、なんなの?」


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