《俺様的》彼女の手なずけ方
「待ち遠しいな。OKくれたそのときは、甘~いキスをいっぱいしてやるからな」


「ハハハ…」


やっぱりなんだか、怖いかも。


あたし、こんな風に言われたことがないから、


戸惑ってるっていうのもある。


しかも、あの横暴なナルが、


あたしを…。








授業が始まるから、あたしたちは別々のクラスへと戻った。


教室に入ると、みんなはまだ感動していた。


珍しいことをするからだよね。


「葵ちゃんっ、わたくし葵ちゃんのライバルになるかもです」


天音ちゃんが駆け寄ってきた。


「なんの?」


「ナル様の奪い合いです。わたくしを、特別に呼んでくださるとか」


あぁ…こうなるから、嫌だったんだよね。



「天音ちゃん…実はね…」


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