《俺様的》彼女の手なずけ方
どうしよう…っていうか、確実についていけないと思う。




ま、こんなことを今から心配してもしょうがないんだけど。




あたしは先生が黒板に書いた説明を、とりあえずノートに写すことに専念した。



















下校時刻になり、サギくんがあたしの席までやってくる。




「葵ちゃん、もし今日時間あるなら学園内を案内するよ」




「うわ~、ホントに!?ありがとう!」




「わたくしもご一緒させていただいてよろしいですか!?

さきほど執事に、
いつもより1時間は遅くなると連絡を入れておきました」




天音ちゃんが興味深々の顔で見つめてくる。



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