《俺様的》彼女の手なずけ方
次の授業が始まり、あっという間にお昼休みに突入。


お昼は天音ちゃんと京子さんと、学食に行くことにした。


「今日は少し場所を変えません?スカイテラスを予約しましたの」


「スカイテラスって、あの!?」


天音ちゃんは、フフンと鼻で笑っているけど、スカイテラスは、A組専用の学食なはず。


「そうです。わたくしの友達に、名前を借りました」


「A組に友達がいるの?」


「えぇ」


天音ちゃんはにっこりと微笑み、あたしと京子さんをスカイテラスへと誘導する。


初耳。


天音ちゃん、今までそんなこと言ってなかったのに。








スカイテラスは、別館の最上階にある。


その名の通り、空が見渡せる爽快な空間だった。


「これをA組だけが占領してるなんて、贅沢ね。同じ学費を払ってるのに、不公平だわ」


京子さんが愚痴をこぼす。


「そうですわね…さぁ、行きましょう」


天音ちゃんがカウンターで暗証番号を入れると、スカイテラスへ入る扉のロックが外れた。


中に入ると、見たことのある顔が…。


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