《俺様的》彼女の手なずけ方
「今から最高のゲームが始まる。前みたいに、邪魔するなよ?」




三好鳴海はククッと笑うと、あたしを一瞥したあと





金髪メッシュのヤンキーを連れて、廊下を歩いていった。














ふたりの姿が完全に見えなくなるまで、




誰ひとり動こうとしない。





廊下の角を曲がり、




やっとその姿が見えなくなったとき……。




「……はぁーーーーーっ……心臓…止まるかと、思った」




サギくんが、あたしの側で一気に崩れ落ちた。





< 70 / 711 >

この作品をシェア

pagetop