《俺様的》彼女の手なずけ方
「サギくん、大丈夫?」




床にへたりこんだサギくんの腕を引っ張り、立たせる手助けをする。




「ありがと…」





「ねぇ、三好鳴海となんの話をしてたの?英雄がなんとかって…」





「あぁ…僕がE組になった原因のバスケの試合…あれは、ナルも出てたから…」





「ナルって…三好鳴海のこと?」





「そう。だけど、まさかバレてたなんて…驚いた」





サギくんは周りを確認したあと、小声で話す。












「バレるって…どういうこと?」



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