空色縞瑪瑙
宙人も私も、空のためなら何だってできたような気がする。
だから、病院ぬけだす手立ても、あっさりと決めて、私は隙をみて制服を着込み、学校へと向かった。
空は宙人のいうように、大変だった。
いたるところで聞く空の噂は、嫌なものばかり。
悪口、嫉妬、そんなくだらないもので、皆にないものを持っている空を嫉んでいるように見えた。
私は空に手を出した男子に跳び蹴りをくらわす。
最低!人を何だと思ってるのよ!
そんな言葉が、頭を過ぎる。
そして、空は私をみて驚いている。
私はそんな空を見て、にこりと微笑む。
空元気な空をみたくはない。
大好きな空の笑顔を守りたい。
だから、私はそいつらに言ってやった。