空色縞瑪瑙
俺がアスの家に向かうと、ちょうど隣の家の霜月が家をでてきた。
霜月と一緒にいるのは、空じゃない。
空を虐めていた女子の一人で、学年の中でも美人だと噂の女の子だった。
俺からすれば可愛くもなんともないのだが。
「霜月」
「青柳じゃん、何?アスん家?」
「あぁ。まあね。」
「さすがじゃん。」
「君もね。でも君って空と付き合ってなかった?」
「あぁ、角館とも付き合ってるよ。」
「角館とも?」
そう聞いた瞬間に、あぁ、そうゆうことかなんて一人で 勝手に解釈をした。
要するに、二股かけているってことだ。
「どうゆうこと?それって。内容によっては俺、容赦しないよ」
ぶちギレる、寸前だった。