スタイリストに恋してます【完】



葵さんのことは信じてるけど


でも、振り返ろうと思えば簡単に振り返られてしまう




「お、終わりました!!」

「おー」




葵さんは

ゆっくりとこっちを振りむく





「...」

「どう、ですか??」


「どうですかも何も、そんなもの羽織ってたら分からない」



そういって

私のパーカーのファスナーに手を伸ばす




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