presidentー手紙ー
そこの黒い扉を開けると、案の定皆いた。

「よ~」

「お帰り」

「お帰り。」

「よお!!」

「お帰りー!」

俺から順に、恵→透→戒→悠真。

「聞いてくれよ~今日不思議ちゃんに会ったのよ~」

「不思議ちゃん?」

「あぁ。」

「へぇーどんな奴なんだよ?」

「なんかよ~いきなり転けるし~俺たちの事知らないみたいだし~ため口&呼び捨てだし~」

「マジで!?ギャハハハ!!お前にいきなりため口なんてやるじゃねぇかソイツ!!」

おいおい戒ちゃんよ~ツバ飛んだじゃねぇのよ~

「で?男なのか?」

次は透にバトンタッチか~冷静に話せるな~

「恭?」

「あぁ、わりぃ。…女だよ~」

「はぁ!?マジで!?もっとビックリだわそれ!!」

戒ちゃん、ちょ~っと煩いから黙っててほしいなぁ~

「戒は放っておいて、女でため口なの?」

「そうなんだよ~な~?不思議ちゃんだろ~?」

「ふぅん。面白そうじゃん!!」

悠真か。悠真はどっからどう見ても女みたいに可愛い顔をしてるな~。可愛い系男子ってやつ~?まぁ、キレると怖ぇけどな~

「…恭。」

「なんだ~」

次は恵かよ~コロコロ変わるねぇ~

「…明日連れてこい。その女。」

………

「「「「はぁ!?」」」」

何を言い出すかと思えば~驚いちゃったじゃねぇのよ~

「本気か!?恵!!」

「ビックリしたよ。まさか恵が女を…」

「マジで言ってんのか!?恵!!」

「…うるせぇ」

恵が女をねぇ~

「いいけどよ~呼んでどうすんだよ~?」

「…判断する。」

「なんの~?」

「ソイツの。」

「はぁ~?」

「とにかく連れてこい。」

はぁ~困った総長だねぇ~まったく~

ま、なにわともあれ、明日だな~。どうなるんだ?明日。

**恭side終り**
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