お嬢様になりました。
第十二話 逢いたい
退院する日、病院までお祖父ちゃんが迎えに来てくれた。
車に着くと、浅賀さんがドアの前に立っていて、深々と頭を下げた。
「葵お嬢様、退院おめでとうございます」
「ありがとうございます」
私たちが車に乗り込むと、車は静かに動き出した。
荒木さんはお家で待っててくれてるのかな?
帰ったら謝らないと……凄く迷惑掛けちゃったからな。
「葵、これからはお前さんに護衛をつける」
「護衛!? 何で!?」
「またこんな事になってはいかんからな。 その方が安心じゃろ?」
どこぞやのハリウッドスターじゃあるまいし、護衛なんて……。
それもこんな女子高生一人に大袈裟な……。
「気持ちは嬉しいけど、そこまでしなくていいよ」
「じゃが……」
「今度からちゃんと相談するし、危ない時、危ない場所で一人にならない様にするから、ね?」
お祖父ちゃんは腕組みをして、目を瞑って難しい顔をしている。
今回は自業自得なところもあるし、次もし似たような事があれば大丈夫だと思う。
今回のストーカーがどうなったのかは詳しく知らない。
警察の人と話はしたけど、詳しくは聞かなかった。
知りたくもないし、もうこれ以上関わりたくなかった。
警察に捕まったとだけ聞ければそれで十分だった。
だから後はお祖父ちゃんに任せてしまった。
車に着くと、浅賀さんがドアの前に立っていて、深々と頭を下げた。
「葵お嬢様、退院おめでとうございます」
「ありがとうございます」
私たちが車に乗り込むと、車は静かに動き出した。
荒木さんはお家で待っててくれてるのかな?
帰ったら謝らないと……凄く迷惑掛けちゃったからな。
「葵、これからはお前さんに護衛をつける」
「護衛!? 何で!?」
「またこんな事になってはいかんからな。 その方が安心じゃろ?」
どこぞやのハリウッドスターじゃあるまいし、護衛なんて……。
それもこんな女子高生一人に大袈裟な……。
「気持ちは嬉しいけど、そこまでしなくていいよ」
「じゃが……」
「今度からちゃんと相談するし、危ない時、危ない場所で一人にならない様にするから、ね?」
お祖父ちゃんは腕組みをして、目を瞑って難しい顔をしている。
今回は自業自得なところもあるし、次もし似たような事があれば大丈夫だと思う。
今回のストーカーがどうなったのかは詳しく知らない。
警察の人と話はしたけど、詳しくは聞かなかった。
知りたくもないし、もうこれ以上関わりたくなかった。
警察に捕まったとだけ聞ければそれで十分だった。
だから後はお祖父ちゃんに任せてしまった。