お嬢様になりました。
私は封筒を制服の胸ポケットに滑り込ませた。
「緊張しておるか?」
「まぁ、多少はね。 でも頑張る」
「その意気じゃ。 何か困った事があればいつでもいいなさい」
「うんっ、ありがとうっ」
お祖父ちゃんの笑顔に元気をもらい、ホカホカした気持ちで朝食を食べた。
家にいる時は一人でご飯を食べる事が当たり前になっていたから、お祖父ちゃんと食べる朝食は楽しくて話が弾んだ。
やっぱり家族っていいな。
「お話中申し訳ございません。 葵お嬢様、そろそろ学校へ参りませんとおくれてしまいます」
「えっ!? もうそんな時間!?」
荒木さんに言われ、私は急いでお茶を飲み干した。
楽しくて時間の事なんてすっかり忘れてたよ。
「葵、鳳理事長に宜しくと伝えてくれんかのう」
「分かったっ!! ちゃんと伝えるねっ。 それじゃあ、いってきますっ!!」
「いってらっしゃい」
椅子から立ち上がり、お祖父ちゃんの笑顔に見送られながら部屋を後にした。
「あの、ちょっとだけ自分の部屋に行ってもいいですか?」
「畏まりました。 それではお車を回しして玄関でお待ちしております」
「緊張しておるか?」
「まぁ、多少はね。 でも頑張る」
「その意気じゃ。 何か困った事があればいつでもいいなさい」
「うんっ、ありがとうっ」
お祖父ちゃんの笑顔に元気をもらい、ホカホカした気持ちで朝食を食べた。
家にいる時は一人でご飯を食べる事が当たり前になっていたから、お祖父ちゃんと食べる朝食は楽しくて話が弾んだ。
やっぱり家族っていいな。
「お話中申し訳ございません。 葵お嬢様、そろそろ学校へ参りませんとおくれてしまいます」
「えっ!? もうそんな時間!?」
荒木さんに言われ、私は急いでお茶を飲み干した。
楽しくて時間の事なんてすっかり忘れてたよ。
「葵、鳳理事長に宜しくと伝えてくれんかのう」
「分かったっ!! ちゃんと伝えるねっ。 それじゃあ、いってきますっ!!」
「いってらっしゃい」
椅子から立ち上がり、お祖父ちゃんの笑顔に見送られながら部屋を後にした。
「あの、ちょっとだけ自分の部屋に行ってもいいですか?」
「畏まりました。 それではお車を回しして玄関でお待ちしております」