しいと星屑
教室に戻ろうとした時、
まだあの男子がいるのを見つけた
今度は廊下の窓から、外を見ている
いや、空を見ている。
サラサラと風に乗せられる彼の髪は
なんだか寂しげな彼の顔に似合っていた
上履きの色を確認して、同じ学年の子だと分かった
赤いラインは、2年生の色
隣のクラスかもしれない
特に私はすべき事は無いので、
私は歯ブラシを持って教室に入った
あの子はきっと、ガリ勉君じゃないかな
と、私は察した