゜。秘密の極道彼氏 。°
少しのあいだ学校でもするような他愛のない話をした。
で、そろそろ本題。
これは今日絶対言おうって決めたことだから。
私は姿勢を正して、ササを正面から見た。
「あのね…、ササ」
ガチャ。
「あれ?來華、彼氏?」
入って来たのは黒髪短髪の男の子。
=私の弟……。
私とは全く似てなく、弟はまぁまぁなイケメン。
ササにはかなわないけど。
「あー…お邪魔したならごめんなー。來華ー、漫画貸してー」
なぜかにっこり笑顔の弟。
なぜ?