゜。秘密の極道彼氏 。°
「おいササよぉ!」
もういちど、更に力を込めて、來華が彼氏に食ってかかった。
と、途端、彼氏さんがうつむいて静かになった。
お、これは別れるか(♪)なんて。
……俺が甘かったらしい。
彼氏さんは前髪を止めていたピンを投げ捨てると。
「あ゛ぁ?仕方ねぇだろ!!動物は好きだけど、俺は水が嫌いなんだよ!!!」
き、キレた!!!
しかも怖ぇ……。
真哉たちが「ひぃっ」とビビる声が聞こえたくらい。