゜。秘密の極道彼氏 。°
*私の彼氏の弱点
「っうっわー!!すっごいよ、ササー!!」
はしたないとか、幼いとか思われるかもしれないけど、私は思わずはしゃいでしまっていた。
私たちが今いるのは、透明なトンネル。
だから頭の上を魚が泳いでいく。
遊園地でひと騒動あった後だったから、水族館へ着いたのは昼過ぎ。
お陰であまり混んでなかった。
テンションの高い私に比べて。
「…來華…そろそろ……休まない?」
苦笑いササ。
「そんなに水が嫌いなの?」
合宿の時、普通に海に入ってなかったっけ?