゜。秘密の極道彼氏 。°





♪~♪~♪♪


閉館の音楽が流れる。



もうそんな時間か…と、携帯を見ると、6時少し前。



そういえば入り口に張ってあったな…『本日は6時閉館です』って。


今更気づいたけど、もう周りにはほとんど人がいない。




「…ササ…もう帰ろっか…?」


「…だね…」



短く、小さく会話をして、蒼く輝く水槽に囲まれながら出口を目指した。



途中、またトンネルに通りかかった。


すぐ上をエイが泳いでいく。


静かで穏やかだと思った。








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