゜。秘密の極道彼氏 。°
ひとまず、水族館をでた。
もう閉館の時間だったし。
で、入口近くのベンチに二人並んで座った。
「さっきの朱雀の電話…なんだったの?」
なるべーーーく、雰囲気を優しめにして話しかけてみた。
「……ホントはこの話振り返したくないんだけど。
水族館来る前、遊園地行ったじゃん?そのときの俺らの喧嘩を止めた和服の男……元俺の世話役なんだわ……」
えぇ……?
元世話役…っすか?
あ、ちなみに『俺』なんで、素です。
「で?」
話の続きへと促すと。
「……直唯が來華連れて来てほしいって……」