゜。秘密の極道彼氏 。°
拳を止めたササを見て、驚いている直唯。
あー、つい最近まで弱い子演じてたんだよね…。
今もだっけ?
けど。
「直唯…僕の來華に手ぇだすとはいい度胸だよね…」
殺気ムンムンのササ(笑)
おもしろーい!
「…ササ…お前なんだ?その殺気…」
ちょっと青白くなりながら、直唯は拳を下げた。
殺気感じれたんだー。
「殺気…?知らないなーそんなの。…けど、彼女に怪我させようとしたよね、直唯。それ、ただで済むと思うなよ…」
最後の方はものすごく低い声で、空気がビリビリ震えてる気もした。
というか、素直な感想としては、『うれしい』。
だって私に怪我させようとした相手にキレてる訳だし。
彼氏にそんな事されたら、うれしいに決まってる!!!!!