゜。秘密の極道彼氏 。°





「あ、來華起きた?」


ぼぉーっとしてたらササがきた。


「起きたー。良く寝た―」


まだ頭がはっきりしない。


「良く寝た―って。ハハッ」


あー、にこにこササだー。

あんまり貴重って程じゃあないけどね。


意地悪な笑いの方が貴重かも。



「ねー、今何時間目?」

「ん?3時間目終わったところ」


…………「え゛」


た、確か3時間目って……


私が顔を青くしていると。


「ふふっ、そのとおり。3時間目は日本史です。放課後残りだよ?」


…そう。


3時間目は日本史。

日本史の先生である木原はずいぶん厳しい。


それでいてテキトウ。


つまり。


「資料運ぶの手伝えってさ」


居眠りをしてた私は手伝わされる羽目になった……。







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