゜。秘密の極道彼氏 。°
「ササー、大体終わったー」
「…大体じゃ駄目だよ…。全部終わったじゃなきゃ」
「……全部終わった」
ずいぶんな量の資料に堪えたらしく、ササの声のトーンは異常に低い。
「來華…ちょっと休憩しよ?」
「よっしゃっ!」
ずっと立ちっぱなしで足いたーい…。
「僕、何か飲み物買ってくるね?」
「私…コーラ」
「わかった」と頷いてからササは資料室を出て行った。
ですぐ。
「……ここは資料室。先生に頼まれた資料とかのほとんどはここにあるの」
と、声が聞こえた。