゜。秘密の極道彼氏 。°
「來華が……君の彼女?」
いきなり、真央の空気が変わった。
なんか黒い……ササ並みに。
いや、ササ以上かもね。
「そっ。だから触んな」
…うん。やっぱりササのほうが黒いです。どす黒いです。
「來華、もう整理し終わったんだし、運ぼう?」
「う、うん……」
と、棚の資料に手をかけた。
「あのさ……來華はこいつと付き合いたくて付き合ってんの?」
いきなり真央がそんな事をきいた。
「脅されたりでもしたんじゃないの?」
……は?
「んなわけ「僕は來華に聞いてんの」
「ねぇ、正直にいってよ」
まっすぐこっちを見てくる真央。
その口元にはうっすら笑みが浮かんでる。
「ばっかじゃないの?」