゜。秘密の極道彼氏 。°




そんなこんなで準備を進め、前日。



何故かいつも四人で食べるお弁当タイムに、遥が朱雀を呼び出した。



そうすると、私とササで屋上に二人きり。



「遥ちゃん、朱雀に告白しに行ったのかな…?」

「さぁ…?」



と、暢気に話す。



「でもさー、あの二人が付き合ったら、私達置いてきぼりにされるよね…」


「……確かに」


二人のラブラブ空気に私らが入れるわけ無い。


二人だけの世界へ旅立っちゃうよ。



「でもクラスだけでも朱雀同じならよかったのにね…?」


「ホントだよ…。全然知らない人とグループ組まされて…。部屋は一人でいいんだけどね?」


苦笑い。




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