゜。秘密の極道彼氏 。°




更にでもって。



ばさ。


上からなにかふさふさしたものをかけられたと思ったら腕を引っ張られて。

何かを着せられたらしい。


すっごく嫌な予感。


だって。


「キャー―――っ!!ちょー可愛いんですけど!!!!!!」


遥の極高テンションの声が聞こえるし。


「やっばい。これ久保君鼻血出すんじゃないの?!」


なんてクラスメイトの声が聞こえる。


あぁ、ホント嫌な予感。

一生アイマスクしてたいわ。


「ふふふふふ。じゃぁ外すわよ!」


遥がそう叫んだ途端、視界が明るくなった。


だんだん慣れた目に映ったのは、文化祭の為に誰かが更衣室に持ってきた姿見。


あぁ……寒気が。鳥肌が。吐き気が。



姿見に映ってたのは…


高い所でのツインテール。その間に白いレースのカチューシャ。
黒と白のゴスロリてき『メイド服』!!!!!!!!!!!



頭がぐわんと大きく揺れた。


……気がした。







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