゜。秘密の極道彼氏 。°




母さんと結婚した時にやめたらしいけど、朱雀君のお父さんと同じような位置にいたんだって。


ずいぶん上の人っていうのかなぁ…。


で、俺はずっと來華に世話になってたじゃん?

そん頃は弱かったし。


だから、朱雀君に稽古?つけててもらってたってわけ。




―――――――――――――



「って感じかな?」


へらへら話終えた碧。


「足」

「すいませんした!!」


気ぃぬいて胡坐かきやがったんでね。



「なんで言わなかったの?」


「いやぁ……自分の身を守るっていう意味でもあったけど…。
來華守れたらなぁーなんてー」


「ほぅ……?」


私を守れたら……と?



「バーカ」


「そうっすよね!馬鹿っすよね!!」




「ホント。ちゃんと理由があるんなら理由言わなくていいから。

せめて父さんの友達見つけたぐらい言えっつってんの」










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