゜。秘密の極道彼氏 。°
゜。第最終章 。゜
*きっと……
また、季節は過ぎて。
「大晦日だーー!!飲めぇー!!」
12月31日。
どうやら全国の善良なるヤクザさん達の羽目を外す日?らしい。
ササの屋敷じゅうから大の大人がはしゃぎまわる声が聞こえる。
「すごいね……」
「まぁ……毎年の事だからね」
ササは慣れてるらしくのんきに湯のみで茶をすすってる。
「ってか俺まで来ちゃってよかったんすか?」
ふと声を発したのは、碧。
このまま元旦に初詣に行こうという事になり。
私が泊るとなると、碧一人になるじゃん?
子どもじゃないっていうけど、一応ね。
「まぁ、このカップルにはさまれた状況じゃ、逆に居たくないよね……」
苦笑いをしたのは遥。
「しかも両方バカップルな」
で、朱雀。
確かにらぶらぶではあるだろうが…
バカップルなのかなぁ?