REALLY
鶴嫁怪の言葉に対し、さらに驚く顔を作る主人。きっとコレも読めなかった、否、見れなかったのだろう。

またすぐに笑みを戻した主人だったが、それでもう十分だ。この主人にもまだ情があると分かったのだから。


「いいよ、なにして遊ぶ?」

「なんでもええ。あんさんが決めて結構や」

「へぇ、随分と余裕だね。それじゃぁ…」


言い終わらない内に机の引き出しを引く主人。本音を言うと引き出しがある事にビックリ。


「トランプを使って遊ぼうか」

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