REALLY
「ンなっ……、僕が嘘つくワケあらへんやろっ!なんや、僕の気持ちが嘘やてぇ?冗談もホドホドにしぃーやぁっ!僕は姐さんが大好きやっ、世界で一番に大切に思うとるっ。嘘なワケあらへんわぁっっ!!」
「へぇ…、じゃぁさっきの言葉も?」
「ホンマ中のホンマもんやっ!」
あぁ、ホントこいつが馬鹿で良かった。と改めて主人が思ったことは置いといて、それならば、とニヤリと笑う主人。
「そうだなぁ……、それじゃぁドチラが勝ってドチラが負けたのか分からないね。あぁ、困った困った」
あからさまに溜め息をつく主人。嘘が見え見えだぞ、と普通は思うが、普通でない馬鹿が1匹。
「ほんならまた勝負すりゃええだけの話やんか。……どーせ『暇じゃない』ンも嘘の口実やろ?ならまた遊ぼうや。
僕も結構楽しめたしな」
「! ………」
ニィッ、歯を見せて笑う鶴嫁怪に主人が頬を染めたのは気のせいだろう。
ところで、先程主人が【イカサマ】をしたこと、読者の皆様は覚えているだろうか。
実はこのゲーム、主人がイカサマを実行すれば勝てたのだ。だが主人はイカサマカードを使わず、引き分けに持ち込んだ。
なぜ?
……そんなの決まっているであろう。
イカサマなんて、ツマンナイだろ?
きっと主人はこう言うに違いない。
「へぇ…、じゃぁさっきの言葉も?」
「ホンマ中のホンマもんやっ!」
あぁ、ホントこいつが馬鹿で良かった。と改めて主人が思ったことは置いといて、それならば、とニヤリと笑う主人。
「そうだなぁ……、それじゃぁドチラが勝ってドチラが負けたのか分からないね。あぁ、困った困った」
あからさまに溜め息をつく主人。嘘が見え見えだぞ、と普通は思うが、普通でない馬鹿が1匹。
「ほんならまた勝負すりゃええだけの話やんか。……どーせ『暇じゃない』ンも嘘の口実やろ?ならまた遊ぼうや。
僕も結構楽しめたしな」
「! ………」
ニィッ、歯を見せて笑う鶴嫁怪に主人が頬を染めたのは気のせいだろう。
ところで、先程主人が【イカサマ】をしたこと、読者の皆様は覚えているだろうか。
実はこのゲーム、主人がイカサマを実行すれば勝てたのだ。だが主人はイカサマカードを使わず、引き分けに持ち込んだ。
なぜ?
……そんなの決まっているであろう。
イカサマなんて、ツマンナイだろ?
きっと主人はこう言うに違いない。