REALLY
「なんや、簡単やないの」なんて嬉しそうな顔をする鶴嫁怪に嫌な予感がするのは私だけだろうか。


「変な名前をつけないでくれよ」

「ははっ、大丈夫やって。僕のネーミングセンスはピカイチやで?」

「……そんな事を言う時点で心配なんだが、…」


ハァ、溜め息をつく所を見る限り主人はもはや期待することを諦めたようだ。


「そうやなぁ……♪」

「…ハァア………」


両者真逆の感情が伝わるなか、不意に鶴嫁怪が閃いたように人差し指を向ける。


「あんさんの名前は…」






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