夜空に花火
夜、ユウダイと会って進路の相談をした。もちろんナナコの考えも。
するとユウダイが言葉を放った。

「じゃあミサキ、高校出たら俺と結婚するってのは?」

素直に嬉しさがこみ上げた。

「するっ…!」

「よし、じゃあ進路決定だな!」

ユウダイとばいばいして部屋に戻ると、早速進路用紙に
”彼氏と結婚する”
と記入した。

高校を出たらすぐに結婚できると思っていた。
だから、留年しないようにがんばった。
目の前にあるユウダイとの未来を思い描いていたのにね。
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