夜空に花火
「どうして?」

「だって出会ったのはミサキとユウダイくんも一緒だったし、いきなり2人は無理でしょ!」

いや…ナナコの元気さだったら、シーンとはならんでしょ。
でも、ユウダイくんはいいよって言ったのかな…?

「ユウダイくんはいいよって?」

「タクくんが引っ張ってくるらしいよ!」

「そう…。わかった、準備しとく。」

「タクくんの車でお昼前に迎え行くね!」

そう言ってナナコは一方的に電話を切った。
私はくるっと方向転換し、家に戻った。
化粧をして、テレビを見たりしながら時間を待った。
< 17 / 129 >

この作品をシェア

pagetop