夜空に花火
「遠距離…?」

思わず口から言葉がこぼれる。

「海外留学して1年経ったかな。もう5年付き合ってる。」

5年…
私達の歳から付き合っている大切な人がいたんだね。

「そうなんだ~!」

ナナコが口調を優しくしたからか、タクが続けた。

「俺に女ができんことへの優しさか、マミはユウダイに約束したんだ。お互いグループで異性と遊ぶのはOK。ただお互いが揃ってないときは思い出は残さないことって。あ、マミって彼女の名前な。」


そう…。
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