夜空に花火

夏の空

「なんか食べよーよ!」

ナナコは勢いよくあたしの腕を振る。

「いーよ!見て回ろう♪」

私とナナコは人混みの流れに沿って屋台を見て歩く。

屋台のお兄ちゃんと目が合った。
なぜか惹き付けられて時間が止まったみたいだった。

無意識にナナコの腕をぐっと引っ張った。
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