夜空に花火

ユウダイ…今彼女と会えて幸せなんだろうな…

ナナコとタクの邪魔になりそうだと感じた私は財布と携帯を持って、コンビニに行くと伝えてタクの家を後にした。

１、２時間くらいコンビニにいよう。
歩いていると誰かが前から走ってきた。

｢…あれっ？ミサキっ…！｣

息を切らしながら話しかけてきたのはユウダイだった。

｢えっ…なにしてんの？｣

｢なにって…ミサキこそ…｣

｢私はタクとナナコの邪魔しないようにちょっとコンビニに…｣

｢俺はタクん家に行こうと思って…｣