夜空に花火
「焼きそば2つ~♪」

ナナコの明るい声がそう言った。

「はい、どーぞ!」

そう言って手渡してくれた。

「ありがとう♪」
「ありがとうございます。」

次は食べる場所探し。
キョロキョロしている私とナナコにお兄ちゃんは言った。

「ここやったら花火も見えるし、場所ないなら座っていいよ?」

屋台の中の2つの椅子。
友達と屋台をやっているから2人が使う椅子だろうな…

そんなことを考えていたらナナコが言った。

「いいんですか?じゃ、居座ります♪」
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