夜空に花火
「そっかあ…。」

落ち込む私を見てナナコが場を盛り上げ出した。

「ま、ユウダイも仕事大変だよね!年末はみんな揃ってカウントダウンパーティーね!今日は今日で楽しもう♪」

明るくしようと頑張るナナコに申し訳なく思い笑った。



それから1時間半して玄関のチャイムが鳴った。

「あれ?なんか頼んでたの?」

「お、来たのかな♪ミサキ、お前一番近いから行ってきて!」

タクはあたしに玄関を見てきてと頼んだ。

「わかったー。」

私は立ち上がって玄関まで歩く。
鍵を開けてドアを開ける。


ふわっと爽やかなココナッツの香りがした。
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