夜空に花火
「じゃあ仕切り直しで♪」

タクの声とともにクリスマスパーティーは再開。
毎年こうやっていれたらいいなあ。

私の隣には優しいユウダイ。
あなたは本当にどこまでも優しすぎる人でした。


日付けが変わって、ユウダイを帰らせたくて、お開きになった。
私はユウダイに送ってもらい、ナナコはタクが送って行った。


帰りの車の中では、これまで会えなかった時間を取り戻すかのようにたくさんたくさん話をした。

ユウダイといる時間はあっという間で、すぐに家に着いてしまった。

もっともっとユウダイといたかったけれど、仕事頑張ってほしかったから我慢した。

「送ってくれてありがとう♪また連絡してね。明日も仕事頑張って!」

「ミサキは本当にもーっ!」

そう言って私の頭をくしゃくしゃって撫でると、唇に温もりを残していった。
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